理学部

Faculty of Science
理学科
数学コース
物理コース
化学コース
生物コース
地球環境科学コース
総合理学コース
数学、物理、化学、生物、地学、自然界のあらゆる「なぜ」を解き明かす
※ 学科開設

動物・植物

人間を含む動物や植物、微生物などの生命体を通して、自然界での活動や個々の生命現象を環境との関わりから解き明かす。生物学の研究対象は、顕微鏡の中のミクロの世界から、野生の動植物の生息地域の現地調査まで幅広い。

光エネルギー

理学科生物コースでは、生態系を支えている光合成と植物の役割を解明し、化学コースでは太陽光を吸収した分子が起こす現象を探る。一方、生命機能学科では、光合成のしくみを解明して水素などのバイオエネルギーによって化石燃料を代替する研究を行っている。

異常気象・地球温暖化

季節外れの大型台風の上陸、観測史上最高の気温の観測、海面の上昇。地球温暖化が引き起こす異常気象によってもたらされる自然災害や生態系への影響とは? 「地球環境科学分野」を学び、気候変動や環境変動の解明に取り組もう。

環境保全

耐熱性や耐薬品性などの機能性材料は、生活を便利で快適にする一方で、廃棄物の処理が問題に。水や鉄などを利用した分解の方法を開発する研究で、環境負荷の低減をめざし、資源の問題を解決、循環型の社会を実現しよう。

地球・惑星・宇宙の歴史

太陽系の惑星、地球で起きている物理現象や化学現象、生命の進化。宇宙誕生の歴史。地学をはじめ、物理学や化学、生物学などの視点から、地球そのものを知り、太陽系の惑星や宇宙、生命を取り巻く環境の諸問題の解明に取り組もう。

化石・恐竜・石

アンモナイトや恐竜などの化石から、生物の進化や生物と環境との相互作用のメカニズムを探る古生物学。地層や岩石などを研究する地質学も地球環境科学分野の1つ。野外での化石の発掘や観察、調査など、研究の相手は、大自然だ。

Pick Up 研究室

首長竜の化石から絶滅した脊椎動物の分類や生態を探る

ロマン溢れる恐竜の化石。地道な「分類・記載」で生物の進化の道筋が明らかに。

理学科 地球環境科学コース
佐藤 たまき 研究室

性・ホルモン

生殖や成長の生理現象を制御するホルモンを探り、機能を解明し、雌雄産み分け技術や産卵制御技術の開発から養殖技術の発展に貢献する。分子生物学や生化学の分野から、生命の神秘に迫ろう。

Pick Up 研究室

謎の多い甲殻類のホルモンを探し、機能を解明する

甲殻類って性が変わることがある!? オス化を促す造雄腺ホルモンを研究しています。

理学科 生物コース(分子生物学分野)
大平 剛 研究室

水・空気

医療分野で使用される殺菌、除菌効果のある水。シックハウス症候群の原因となる化学物質を突き止め、環境に負荷をかけない機能を見つけ、医療や農業などに役立てる。分析化学とは、私たちの未来を守るための研究なのだ。

Pick Up 研究室

分析化学で水と空気の謎を解き明かし、環境を守る

主に水や空気を分析し、安全で快適な住環境をつくる可能性を探っています。

理学科 化学コース
西本 右子 研究室

細胞・身体

生物の身体は細胞で構成される。理学科生物コースでは細胞内での反応を理解し、遺伝や生殖、分化、進化といった過程を、実験と観察を通して研究する。生命機能学科では生命活動の神秘を解き明かし、再生医療などに生かしていく。

Pick Up 研究室

シロイヌナズナの減数分裂から有性生殖の仕組みに迫る

植物ってどんな仕組みで生殖していくのか、分子レベルで解き明かしています。

理学科 生物コース(細胞生物学分野)
安積 良隆 研究室

フェロモン・ホルモン

生物が体外に分泌して、同じ種同士で特異な反応を引き起こすフェロモン。体内に分泌されて作用するホルモン。生化学を学ぶ理学科生物コースでは、これらの物質の特異性を解明する。生命機能学科では主に有機化学の分野で新たな反応を開発して化合物を生み出す研究を進めていく。

ゲノム解析

生物の遺伝情報であるゲノムの配列を解読し、変異を細胞レベルで特定することで、病気の原因を特定する。ゲノム解析は膨大なデータから病気の予防や診断に結びつく情報を選び出し、新薬の開発が期待されるなど、発展著しい分野だ。

DNA・遺伝子

細胞内で起こる謎を解明する理学科生物コース。分子の有用な物質への変換、分子のモノづくりをテーマとした生命機能学科。DNAに含まれる遺伝子を組み換えて新しい植物や薬を作り出す、病気の治療法を研究するなど、その可能性に期待が寄せられている。

タンパク質・酵素

消化や吸収、代謝など私たちの体内で起きている化学反応に、酵素は欠かせない。理学科生物コースや化学コースでは、その原理を細胞レベルで解明する。生命機能学科では、タンパク質からなる酵素から医薬品や食品などの物質を生み出し、環境にやさしい技術として化学工業分野での実用化を進めている。

環境・エネルギー

金属や鉱物資源、石油、石炭、ガス、地熱など限りあるエネルギー資源を効率的に活用し、環境保全にも配慮する。太陽光や水にも着目し、真にクリーンなエネルギーを生み出す新しい物質の開発に取り組む。環境に及ぼす影響や安全性を検証する視点も求められる分野だ。

国際宇宙ステーション・素粒子

地球の上空約400kmに浮かぶ宇宙実験施設「国際宇宙ステーション(ISS)」。応用物理学科には、ISSに装置を搭載して宇宙を観測したり、未知の素粒子を探している研究室がある。理学科物理コースでは、未知の世界である宇宙や宇宙に存在する素粒子の謎を解き明かす研究室もある。

ブラックホール・ビッグバン

重力が強力で、光さえ抜け出せないブラックホール。これまでに観測された最も遠いブラックホールは、現在の宇宙が生まれた138億年前のビッグバンから10億年程度で生まれた。まだ謎の多い宇宙。理学部物理コースで、自然科学に基づき、謎を探究する楽しみを味わおう。

Pick Up 研究室

宇宙膨張の謎を物理学と自然科学の理論から導き出す

宇宙が現在のような姿をしているのはなぜ? 理論に基づいて研究すると見えてきます。

理学科 物理コース
長澤 倫康 研究室

確率・統計

データが得られるプロセスを確率で表す方法を学ぶ統計学。確率は降水確率や宝くじの当選確率など、物事の起こりやすさを表す指標だ。確率に関する研究や、統計の手法からモデリングを行い、将来を予測した行動や意思決定を研究するシステム数理学科の学びもある。

Pick Up 研究室

確率の考え方から混雑状況をモデル化して課題を解決

レジ待ち時間も解析やシミュレーションで短くなる! 確率モデルはおもしろく自由度が高い学問です。

理学科 数学コース
加藤 憲一 研究室

方程式

方程式とはまだわかっていない未知数を表す文字を含んだ等式。数学のすべての分野で使われ、水の流れなどの自然現象や宇宙の法則を紐解く物理学では、理論やモデルを微分方程式で表現する。数学は物理学における言語といえるのだ。