総合理学コースの特色

「総合理学コース」では、現在の総合理学プログラムでの学びを継承しながら、従来の数学、物理学、化学、生物学に加えて、地球環境科学を含めたより広い視点で分野横断的に科学を理解していきます。

入学時に学びたい分野を1つに決められない人も、「総合理学コース」で1・2年次に幅広く科学の知識を修得することで、広い選択肢の中から、自分に合ったテーマで最先端の研究を行うことができます。

総合理学コースでの学び方

1・2年次

自然科学の基礎全般(数学、物理、化学、生物、地球環境科学)を総合的に学修しながら、自分のより興味を持てる専門分野を探していきます。通常理学部にはない文系科目も設置し、論文作成に必要な能力や一般教養の修得まで幅広くサポートします。

1年次においては高校での勉強を補足する入門的科目(数学・物理・化学・生物・地球環境科学等)や基礎科目を修得します。2年次では科学技術英語や統計力学、量子力学を含め、総合的な基礎分野の知識を修得し、3年次からのより高度な実習・研究に備えます。

3・4年次

3年次前期には専門的な科目を修得します。後期からは、それまでに学修した理学のさまざまな分野の中から、自分の興味や将来の目標に合わせて、いずれかの学問分野のコースの研究室を選び、本格的な専門研究に取り組みます。

4年次には、「卒業研究I・II」でさらに1年間深く学びます。理学科のすべての研究室が、総合理学コースから進める研究室になります。

Pick Up 授業

総合理学演習

専用の英文テキスト教材を使って物理、化学、数学、生物など幅広い理学分野の内容を英語で学ぶ科目です。普段英語での論文執筆を行っている教員が各専門分野を担当します。この科目を通じて科学英語に親しむとともに、専門分野での学びや研究につながる語彙や表現の習得を目指します。

自然の歴史

「自然の歴史」という科目は、地球の誕生から現在まで、自然を総合的かつ多角的に学ぶ科目です。

ビッグバンとその後の膨張により太陽系と地球が形成され、地球上に生物が生まれ、そのなかに人間が登場し、文明が誕生し、文化が花開き、その繁栄の結果もたらされた深刻な環境問題に至るまで、天文学・物理学・化学・生物学を専門とする理学部の複数の先生方によってなされる意欲的な講義です。人間の想像力をはるかに越えた自然の変遷の歴史展開を楽しんでください。

ここがポイント

幅広い卒業後の進路

広く理学の知識をもち、さらに文系の教養も身につけた卒業生を送り出すことを目標にしています。したがって卒業後の進路は実に広い範囲にわたります。技術系も含めた営業職一般、サービス業一般、研究職などがあげられます。公務員も進路に入ります。

また、特に資格が取りやすいように配慮しているので、理学の幅広い基礎を学ぶ当コースは教職を志す人には最適です。

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